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現在のアセットアロケーションで本当に分散投資の効果があるのか確認してみた

アセットアロケーションの分散効果

資産運用のブログなんかを見ていると、良く見るキーワードに「長期投資」と「分散投資」とがあります。

長期投資は大体わかるのですが、分散投資って何なんだろうかと少し確認してみました。

何を分散するのか


少し確認してみると、分散するのは投資おこなう時の「アセット」と「投資先」と「タイミング」ということのようですね。

投資を行う際には、アセットクラス(株・債券・不動産・コモディティ...)×投資先(投資国や運用会社)×タイミング(購入時期)の組み合わせから選択するわけで、この組み合わせを少ないパターンではなく多くのパターンに分けるということが分散するという事のようです。

相当な組み合わせがあり多くのパターンに分散できそうですね。

で、どんなメリットやデメリットがあるんだろうか?

分散投資のメリットとデメリット


メリットとしては異なるアセット・投資先・タイミングに分散させ投資を行う事で特定の投資対象の資産価値が大きく下がっても全体で見れば大きく下がっていないというように資産運用のリスクを低下させることができるということですね。

反対にデメリットとしては何かの資産価値が大きく上がっても全体でみれば大きく上がっていないということでもあり資産運用全体のリターンを低下させると考えることもできます。

でも、なにかしら価値を生み出すモノに投資を行っていれば、長い期間で見るとそこそこのリスクでそこそこのリターンが得られると考えられ、わずかな手間でそこそこのリターンが生まれる確率が高いのであれば、投資方法として良い選択ではないかと思っています。

リスクを小さくする結果としてリターンも小さくなるけど安定した運用を行う事ができるということですね。

分散投資の効果はでているのか


無節操に複数資産・複数商品に投資をしていますが、念のため分散投資の効果(リスクの低下)がほんとうにでているのか確認してみます。

ためしに年初から最近まで、現在のアセットアロケーションの比率で投資していたと仮定した場合の資産価値の推移をグラフにしてみました。

現アセットアロケーションでの分散投資効果確認


赤い太線が現在のアセットアロケーションの比率で投資した場合なんですが、ちょうど平均くらいといっていいのかな?

分散効果の目的であるリスクを低下させるという点については効果が出ているようです。

あとは長い期間を世界経済の成長に合わせて各資産クラスが右肩上がり推移していけば言うことないといった所でしょうか。


どの程度分散させるのかという点については、定期的にリスク許容を踏まえて見直すことになるんでしょうが効果があることが分かったので、とりあえず当面は、


  • できるだけ分散させて投資しよう
  • なるべく長い期間資産を保有しよう
  • 価値を生み出すモノに投資しよう(純金にも投資してるけど)


という方向でやっていくのが良いのかなと思ってます。